文・写真 梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ
写真 千田 祥子 「夏の旅」 山形スタッフ
山形県白鷹町、雨。
白鷹町はトトロの映画に出てきそうな風景。(サツキが走っていそう。。)
時間に川の流れのような感触があるなら、優しい感じ。
滝野交流館(旧:滝野小学校)の体育館での公演。
この写真では、現実感に溢れる「集会所」に見える。
[公演前]
[公演直前]
向井山マジックで、前日会場は変身。
前夜のリハーサルでは、窓に
びっしり虫がついていた。
それでも、ピアノの左にあるシャッターを開けっ放しにする、と決める向井山朋子。
さらに、長いライトで照らすことに。
「小学校の廊下」からの蛍光灯が大活躍。
公演スタート18:40から1時間の演奏中、空の色が徐々に変化するのが開けたシャッターから見える。
(7月20日 山形公演-2を参照。)
幻想的。
何匹かの虫の浮遊が曲にあって見え、予想していた大量の虫は現れない。(スタッフ一同、虫除けを徹底して塗っていたのだが。。)
蜩の鳴き声が演奏に合う。
窓から聴こえる見える実際の町の音、採集されたまちの音、仙台公演に続き駆けつけたPA緒方氏、木造の体育館、それらと、軸である向井山朋子の演奏は、何か空間に大きなエネルギーを生む。
素晴らしかった!!
「まるで、木造の体育館が物語を話してくれているようでした。」という感想も。