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 このプロジェクトを開催する5つのまちが運営するブログです。

2007年春のある日、東京、宮城、山形、岩手、北海道でまちの音を採集する目的で有志が集まった。砂利道を踏む足音、鬼ごっこをする子供達、ラーメンをすする音、新幹線のアナウンス、いつもは気にもかけない様々な音に耳を傾け、選択し、マイクでひろっていく。
7月に全国5地域をツアーするピアノコンサート『夏の旅』ではアーティスト向井山朋子がこのまちの音を編集し、『即興曲』を中心とするピアノ音楽のパートとして編み込んで新しいシューベルトを発表します。

   ◆ 各地域の コンサート情報はこちらから ◆

東京都 江東区 宮城県 仙台市 山形県 白鷹町 岩手県 一関市 北海道 札幌市


 旅に出るといつも考えることがある。
 知っている、ってなんだろうって。
 知っていたつもりだった事柄が、一瞬のうちに無効になったり、
 知らない場所の知らない人たちに妙に親しみを覚えたり。

 誰もが聴いたことのあるシューベルトの即興曲に、そこに住む人たちが
 集めた街の音のサンプルを織り込んでいく。
 それは東京から始まって、北に進む旅とともに少しずつ形を変え続ける。
 ゆっくりと、私達が「知る」まえに。
                                        向井山朋子




7月24日 平泉 (花巻空港までの道中に ふらり)
2007年 07月 25日  
文・写真  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ

13:45分花巻発 札幌への飛行機に乗る前、平泉にほんの少し訪れることができました。
個人的な趣味で、木彫り、銅や鉄細工に目が行ってしまうのです。
7月24日 平泉 (花巻空港までの道中に ふらり)_e0114540_14524680.jpg

7月24日 平泉 (花巻空港までの道中に ふらり)_e0114540_14525825.jpg

7月24日 平泉 (花巻空港までの道中に ふらり)_e0114540_1453913.jpg


ゆーーーっくり歩きまわりたい心の「日本」空間でした。
なんとも言えない、この日差しも心地よかったです。
# by dahadahay | 2007-07-25 14:53 | 岩手県 一関市

7月24日 猊鼻渓での舟下り :  一関市 東山町
2007年 07月 25日  
文・写真  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ

ツアー初、束の間の夏休み気分を味わいました。なんてったって、快晴!

7月24日 猊鼻渓での舟下り :  一関市 東山町_e0114540_14231737.jpg ← 東山の猊鼻渓でのマンホールにも舟下りが! 
傘に遮られることなく、空から大地まで眺めまわせられるのは気持ちがいい!

札幌のマンホールでは鮭などの特産が表現されています。 


猊鼻渓は、砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷。河底は金?でキラキラ光っていました。東北での最後の「夏の旅」コンサートが終了し、宿泊者は朝3時頃まで語り合っていたにもかかわらず、猊鼻渓舟下りを朝から体験していました。この天気では寝てもいられません。
7月24日 猊鼻渓での舟下り :  一関市 東山町_e0114540_14224618.jpg

折り返し地点で少し歩き、「うん玉」が入れば願いが叶うと言われている穴。
奇妙な形が気になりました。
7月24日 猊鼻渓での舟下り :  一関市 東山町_e0114540_14225725.jpg

7月24日 猊鼻渓での舟下り :  一関市 東山町_e0114540_14222829.jpg

 船頭さんの舟唄「猊鼻追分」に聴き入ってしまいました。
 趣がありました。
# by dahadahay | 2007-07-25 14:24 | 岩手県 一関市

夏の旅 岩手より
2007年 07月 25日  
文   神 麻子 「夏の旅」岩手スタッフ
写真  吉川 由美 「夏の旅」 仙台スタッフ

夏の旅 岩手より_e0114540_859101.jpg

夕闇が迫る中、東山の米蔵の中にピアノの音が響きはじめました。

満席の場内は開演前から熱気に溢れ、息苦しいほど。

ステージに投影された黄色い光の中には、ピアノに向き合う向井山朋子のシルエット。

音と共に揺れ動く影を見つめながらのコンサートです。


「会場を音でぱんぱんにする」

とういう向井山さんの目論見が見事に成功し、場内を包み込むように設置されたスピーカーから流れ出る「まちの音」。その音は時にはピアノの音色をサポートし、時にはかき消し、そして静寂を生み出しました。東山では聞く事の無いだろう音が、蔵のなかにひしめき合って、少しずつひとつになっていったように思います。


実は、このコンサート前日の夕方、一日の日程を完了したところで、いままで見たことのないパワフルな夕焼けに出会いました。ぼこぼことした波状の雲が赤く染まり、空一面が立体的なグラデーション。65分というコンサートの最中に、何度もその光景が思い浮かびました。瞬く間に無くなってしまう夕焼けと、聞こえたそばから消えていく音が、どことなく似通っていたのかもしれません。


向井山朋子は、夕焼けも、砕石工場も、猊鼻渓も、東山の町並みも、たくさん食べたお餅も、会場も、人も、短い時間に起こった事柄全てを受け入れ、消化し、ピアノの前に座ってひとつの世界を作り上げたように、私の目に映りました。


たくさんの人に支えられながら、旅の折り返し地点を過ぎた岩手でのコンサート。最終地点札幌でもまた違うストーリーが生み出され、「夏の旅」はさらに変容していくのだろうと感じています。
# by dahadahay | 2007-07-25 08:58 | 岩手県 一関市

7月23日 岩手公演 (速報)-4
2007年 07月 24日  
写真  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ

岩手公演、向井山 朋子。

この衣装は、以前にオークションで落札したLanvin。
当時の向井山氏によるブログ記事↓
http://natunotabi.exblog.jp/5645416/

7月23日 岩手公演 (速報)-4_e0114540_17591537.jpg

# by dahadahay | 2007-07-24 11:59 | 岩手県 一関市

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  「夏の旅」 2007 

by dahadahay
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