このプロジェクトを開催する5つのまちが運営するブログです。

2007年春のある日、東京、宮城、山形、岩手、北海道でまちの音を採集する目的で有志が集まった。砂利道を踏む足音、鬼ごっこをする子供達、ラーメンをすする音、新幹線のアナウンス、いつもは気にもかけない様々な音に耳を傾け、選択し、マイクでひろっていく。
7月に全国5地域をツアーするピアノコンサート『夏の旅』ではアーティスト向井山朋子がこのまちの音を編集し、『即興曲』を中心とするピアノ音楽のパートとして編み込んで新しいシューベルトを発表します。

   ◆ 各地域の コンサート情報はこちらから ◆

東京都 江東区 宮城県 仙台市 山形県 白鷹町 岩手県 一関市 北海道 札幌市


 旅に出るといつも考えることがある。
 知っている、ってなんだろうって。
 知っていたつもりだった事柄が、一瞬のうちに無効になったり、
 知らない場所の知らない人たちに妙に親しみを覚えたり。

 誰もが聴いたことのあるシューベルトの即興曲に、そこに住む人たちが
 集めた街の音のサンプルを織り込んでいく。
 それは東京から始まって、北に進む旅とともに少しずつ形を変え続ける。
 ゆっくりと、私達が「知る」まえに。
                                        向井山朋子




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演奏を聴いて : 岩手のアンケート抜粋
2007年 07月 31日  

kuraとピアノ、まったくつながりがないような気がして、その2つが出会うということはステキなコトだと思いました。ステージからの左ななめうしろから見ていて、鍵盤と、左からの横顔、目線、背中・・・ 見つめていてドキドキしました。世界に入ったような感覚。いるのにいないような宙に浮かんでいるようなフシギな感覚になりました。聞きながら、別の所でいろんなことを考えている自分もいて、短く感じた時間でした。
(20代・女性)

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実家がピアノ教室で、現在向かいの家がリフォームの中という本日のコンサートのような中で現在生活しております。ので日常の延長のように聴くことができました。日常音とピアノがただ並列に鳴っているのが良かったです。あまり意図的に互いをからませてないように感じられ、もっとグチャグチャでも良いのでは、と思ってしまったぐらいです。あと、プログラム上、仕方ないとは思いますが他の作曲家、(特にメレディス・モンクやグヴァイドリーナ)の曲も聴きたかったです。
(30代・男性)

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by dahadahay | 2007-07-31 00:26 | 岩手県 一関市

演奏を聴いて : 山形のアンケート抜粋
2007年 07月 31日  

この滝野交流館という自然の中で、一編の映画をみているように様々な状景が目に浮かんできました。
なぜここでという、始めの感想でしたが、聞いているうちにここでやることの意味のようなものを感じました。
雨の音、せみの音までもピアノの音にくみ入れて、一つのメロディになっていたようでした。
(40代・女性)

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日常の音が編集・加工されスピーカーを通すと、まるで“化け物”のように恐ろしく感じられました。
日常に潜む恐怖みたいな。
(40代・男性)

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いろいろなことが、体をめぐりました。
クラシックのことはわからないけれど、演奏は体にすっと入りました。
今日のような人生を送りたいと思った。
やさしくてあたたかくて、心地よくて、刺激的で、強くて、そんな人で、私もありたい。
(30代・女性)

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by dahadahay | 2007-07-31 00:18 | 山形県 白鷹町

演奏を聴いて : 仙台のアンケート抜粋
2007年 07月 31日  

仙台のアンケート抜粋です。

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録音と今実際に生で聞こえている音の区別がつかなくなって、不思議な感覚になりました。メディアテークのエレベーターと演奏がとてもマッチしているなと思い、後ろを振り向いて見とれていました。向かいのビルでは、ちょうどメディアテーク側が喫煙ルームらしく、次々と人がやってきては去って行き、オフィスの電気が消えていくのも、素敵な演出効果になっていました。
音楽の中にどっぷりとつかって、じっとしていられず、音楽のゆりかごの中に揺られている感覚になって、身体も勝手に動き出しました。私は、そんなわけで子どもに戻った感じになりました。全身で音楽を浴びている感じ・・・それはきっと明るいライトの力もあったのだと思います。
(40代・女性)

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とても素晴らしい空間でした。演奏中、数多くの事柄が回想されました。今の仕事のこと、家族のこと、人生・・・・etc.
(40代・男性)

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ダイナミックな力強いピアノタッチ!繰り返しのリズムの変化の中に、遠い時の流れ、大自然を感じました。街の音は、人と人の関係、生活、自分の過ぎた時間が映像になり重なりました。観客も風景の中に溶け込んで見えました。
(50代・女性)

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初めはグッと力が入ってひきこまれたけど、中盤くらいかな?そこから今の自分のことがガッとでてきて、こうだよ、こう、みたいに、笑顔でいられる方に連れてってもらえた。なんか不思議な感じでした。また、感じてみたい。
(30代・女性)

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by dahadahay | 2007-07-31 00:17 | 宮城県 仙台市

7月27日 札幌公演
2007年 07月 30日  
写真  小牧 寿里 「夏の旅」 札幌スタッフ

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by dahadahay | 2007-07-30 20:27 | 北海道 札幌市

場 と 呼吸
2007年 07月 29日  
文  柴田 尚 「夏の旅」 札幌スタッフ

ピアニストはたいていピアノを選べない。
その場に行かなければ、どんな音なのかわからない。
そして、偶然出会ったそのピアノと対話し、可能な限り交流し、その能力を最大限に引き出そうとする。

でも、考えてみれば、
選べないのは、ピアノだけではない。
会場も観客もわれわれのような企画の協力者も・・・・

その選べない “場” をいかに楽しむことができるか。
その “偶然の出会い” から何を引き出すことができるか。
そして、その場で気持ちよく呼吸することができるか。

ピアノとピアニスト間の呼吸は、多数の観客を巻き込み、大きなうねりとなり、やがて企画全体、そして地域間にも派生していく。

「はあ」
「ふう」

おおきな息づかいとなって。
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by dahadahay | 2007-07-29 11:02 | 北海道 札幌市

7月27日 札幌公演 (速報)
2007年 07月 28日  
文  黒崎 八重子 「夏の旅」 東京スタッフ
写真  小牧 寿里 「夏の旅」 札幌スタッフ

暗転。。

暗闇の世界に
光が差し込む
中心から光とともに優しさがこぼれ落ちる

東京では事件だった街の音が
仙台、山形、岩手、札幌と旅を経て
浄化され洗練された街の音ととなり

抗い対峙するものから
穏やかに静かに
拒絶したものが瓦解していくかのように

2007年7月27日金曜日
向井山朋子の優しさが際立つ体験を得る。

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by dahadahay | 2007-07-28 10:22 | 北海道 札幌市

7月27日 札幌公演 (速報)-3
2007年 07月 28日  
文・写真  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ

ISSEY MIYAKE

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by dahadahay | 2007-07-28 09:02 | 北海道 札幌市

7月27日 札幌公演 (速報)-1
2007年 07月 28日  
文・写真  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ

札幌、コンサート&打ち上げ終了まで 快晴。
その後、雷雨。
全公演を周らせていただきましたが、実は、東京へ出発する早朝の7月12日も激しい雷でした。12日は空が割れて、ガラスの破片のように空の破片が落ちてくるかと思うほどの雷。
そして今は断続的に起きる雷。ネットが途切れやすくなっています。つい先程、停電がありました。
それゆえに、札幌 公演の速報記事、もう少々お待ちください。


公演前にパチリ。ベーゼンドルファーが使用されました。
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プロのカメラマンの方の写真をUP予定です。
お楽しみに !
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by dahadahay | 2007-07-28 02:42 | 北海道 札幌市

向井山朋子 札幌入り
2007年 07月 25日  
文・写真  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ


S-Air主催、レジデント・アーティストの歓迎会に、向井山朋子がゲストで参加しました。
二人の招聘作家(アメリカ人、メキシコ人)と、ゲストである、スペインからの写真家、イタリア人アーティストと向井山朋子、さらに今年から市立大学メディア・アート学部助教授のドイツ人、多くの札幌出身のアーティストらを囲み、パーティーは盛り上がりました。

そこでパチリ。
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札幌を離れ、京都へ旅立ち、「夏の旅」公演には来ることができない2人のヴィジュアル・アーティスト(スペイン人とメキシコ人)に、この「夏の旅」の説明を具体的に話していた時、不思議なことですが、「夏の旅」の私の印象が明確となりました。

物を作る、物を使用する作家(ヴィジュアル・アーティスト)によるインスタレーションでは、音を使用していても、それらは主に視覚を先に刺激する(ことを意図された)作品です。
訪れ見に来た人は空間の一部となり、作品の一部となるとしても、「作品」と「見る側」であって、「作家」と、「作品」と「見る人」を含めたインスタレーションにはなりません。もしかしたら、それは「作家の分身」と「見る人」であるかも。作家の分身の方が、作家本人より語ることが多いという印象です。

一方、今回の「夏の旅」では、何かエネルギーのようなものが作品(ピアニスト)からそのまま作り出され、その渦は場所、空間、人、それぞれの思い出などを巻き込みます。参加者がインスタレーションの一部となるため、一般的な演奏会のような「ピアニスト」と「聴く側」の境界線はありません。
  そして、ピアニスト本人なくしては、作品になりえない。
  しかしながら、曲中、時に主人公はピアニストとは限りません。
もしかしたらそれは、地域に実際に住む人々がワークショップで採集したまちの音を、向井山朋子がリミックスしたことにも関係しているでしょう。採集した音をCDなどで聴く場合、通常、生の音に鮮度的には勝るのは難しい。本物らしく聴こえるようにすればするほど、嘘っぽくなることもあります。それとは対比的に、「夏の旅」では、向井山朋子による生のピアノの音によって採集済みの(今年の春の)まちの音が生き生きとして聞こえます。

「夏の旅」では聴覚だけではなく、視覚も重要な要素です。会場によっては嗅覚も影響を受けているかもしれません。

ピアニストが作品の中央であるのだけれど、曲が始まると生まれるその見えない空気、気の流れは、通常のピアノコンサートで味わえない感触と余韻を残します。

あ、コンサートについて話しすぎていますね。最終公演(7月27日 札幌)がまだ終わっていないというのに。。

でも、今晩あらためて、「インスタレーション」と一言で言っても様々な方法があると実感しました。
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by dahadahay | 2007-07-25 23:58 | スタッフ 彼是

変容する向井山朋子
2007年 07月 25日  
文  梅坪 弥代 「夏の旅」 札幌スタッフ

先日の仙台公演の打ち上げにて、向井山朋子にまつわる貴重なエピソードを聞きました。
アサヒビール芸術文化財団加藤事務局長は、15年前に初めて向井山朋子とアコーディオンの演奏家による演奏を聴く。
素晴らしい、と感動する。それ以来の付き合い。
(AAFの歴史7年より、向井山朋子とアサヒビールは長い歴史を持つことを知りました。)
ある時、加藤氏の好きなバッハを弾いてもらうことを頼む。
初めは、『バッハは弾かない。』と向井山朋子。

結局その後、弾いてもらったとき、加藤さんの納得のいかない場所がある。
ここには休止符がほしい。しかも3拍ぐらいのばすフェルマータ付の休止符である。と加藤氏は思う。
しかし、『それは、譜面に書いていない。楽譜に書いていないことは弾けない。』と当時の向井山。

「ところが、今では、まちの音とシューベルト、シミオン・テン・ホルトをリミックスしている。譜面に書いていないことをしている。
そして、その曲も、素晴らしい。」

向井山、『伊東豊雄氏設計のせんだいメディアテークで今回弾き、偶然にも昔、東京にある伊東氏による建物でピアノを弾いた時のこと。雨が激しくて、その屋根のトタンにあたる音が気になって気になって仕方がなかった。うまく弾けなかった。でも、今は、外から来る音を取り込める。』
(実際、仙台公演中に聞こえた、外からのバスの音は、自然に曲に合っていました。)
加藤氏 「年をとれば、人はかわるんだよ。」
Artist Talkでは、シンガーである観客から、「通りすがりの人のことが頭になく、ただ通りで歌っていても立ち止まって聴く人はいない。でも、通りすがりの人に聞いてもらいたい、と空気、空間を共有する気持ちがあると、人は立ち止まり耳を澄ます。今日、向井山さんの演奏を聴いてそのことを一層感じました。」と。
向井山も『インスタレーションとは、物(建物、ピアノや椅子)と演奏者だけを考えるのだけではなく、聴き手全てを含めて時間、空間を共有すること。』

外からの音もまた、作品の一部にしてしまう今の向井山朋子。
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by dahadahay | 2007-07-25 18:03 | 宮城県 仙台市

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