このプロジェクトを開催する5つのまちが運営するブログです。

2007年春のある日、東京、宮城、山形、岩手、北海道でまちの音を採集する目的で有志が集まった。砂利道を踏む足音、鬼ごっこをする子供達、ラーメンをすする音、新幹線のアナウンス、いつもは気にもかけない様々な音に耳を傾け、選択し、マイクでひろっていく。
7月に全国5地域をツアーするピアノコンサート『夏の旅』ではアーティスト向井山朋子がこのまちの音を編集し、『即興曲』を中心とするピアノ音楽のパートとして編み込んで新しいシューベルトを発表します。

   ◆ 各地域の コンサート情報はこちらから ◆

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 旅に出るといつも考えることがある。
 知っている、ってなんだろうって。
 知っていたつもりだった事柄が、一瞬のうちに無効になったり、
 知らない場所の知らない人たちに妙に親しみを覚えたり。

 誰もが聴いたことのあるシューベルトの即興曲に、そこに住む人たちが
 集めた街の音のサンプルを織り込んでいく。
 それは東京から始まって、北に進む旅とともに少しずつ形を変え続ける。
 ゆっくりと、私達が「知る」まえに。
                                        向井山朋子




札幌公演 (7月27日)
2007年 08月 01日  
文  十河 清子 (オーディエンスの一人)

 様々な曲を聴いても、その時々それが心地よいというだけで音楽のことは分からない。
が、このコンサートのことを一言で表現するなら、「覚醒」である。曲に酔うどころか、感情(記憶)が浮上してきたからである。
 シューベルトの曲の流れにギーギー、ガーガーと騒音が侵入してくる。(自然音もあるにはあるが。) さらに人の声もガヤガヤ混入されている。(「パパ」、「月末の支払いが」どうとか。) 最初は何でこのような雑音が、と戸惑う。しかも音量が並みの大きさではない。
 エーッと構えると、曲そのものに戻りもするが、連動もある。
 一般的なコンサートが「酔い」であるとしたら、この空間は「揺さぶり」である。しかも、その振り幅は波のごとく大きい。こうした緊張と弛緩が休みなく繰り返されると潜在意識に届く。 
 日常の枠の中にいる時はそれなりに居心地も良いが、自らの思いを押し殺すこともある。このコンサートでは、封印しているドアが叩かれ、保留している問いがムクムクと顔を出す。おのずと己のテーマが押し出されてくる。
 耳をふさぎ、問いから遠ざかりたい人もいるだろうが、私にとってこのコンサートは心地よい相互扶助ではなく、覚醒というギフトであった。
 アートの真髄は脱出、打破という側面を持つと理解しているが、シューベルトそのものに多様性が内包されていると感じた。
 向井山さんの演奏を身近で観ると ―― 身体が意識化しているか、意識が身体化しているのか ―― 「統合」という言葉が浮かんだ。


wasted について (*)

生理と聞くと月をイメージする。朋子さんは月がふたつ。妙に納得。
月は変化する。この世は全て、常ならず。いいですね。物語性バツグンです。
60代なのが残念です。


  (*) 向井山氏は2009年のプロジェクト「wasted」の話をしました。
  詳しくは、こちらの↓公式websiteを見てください。
  http://www.wasted.nl/
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by dahadahay | 2007-08-01 19:10 | 北海道 札幌市
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