このプロジェクトを開催する5つのまちが運営するブログです。

2007年春のある日、東京、宮城、山形、岩手、北海道でまちの音を採集する目的で有志が集まった。砂利道を踏む足音、鬼ごっこをする子供達、ラーメンをすする音、新幹線のアナウンス、いつもは気にもかけない様々な音に耳を傾け、選択し、マイクでひろっていく。
7月に全国5地域をツアーするピアノコンサート『夏の旅』ではアーティスト向井山朋子がこのまちの音を編集し、『即興曲』を中心とするピアノ音楽のパートとして編み込んで新しいシューベルトを発表します。

   ◆ 各地域の コンサート情報はこちらから ◆

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 旅に出るといつも考えることがある。
 知っている、ってなんだろうって。
 知っていたつもりだった事柄が、一瞬のうちに無効になったり、
 知らない場所の知らない人たちに妙に親しみを覚えたり。

 誰もが聴いたことのあるシューベルトの即興曲に、そこに住む人たちが
 集めた街の音のサンプルを織り込んでいく。
 それは東京から始まって、北に進む旅とともに少しずつ形を変え続ける。
 ゆっくりと、私達が「知る」まえに。
                                        向井山朋子




OG
2007年 06月 11日  
文  向井山 朋子

一説にはゲイであったといわれているフランツ・シューベルトは梅毒を疾患し、31歳の若さで亡くなっている。
家族が隠し続け、学会がタブー視してきた性病がイメージするものと、シューベルトの音楽とはもちろん何も重ならない。逆に晩年の作品はこの世のものにはないような清楚さがあり、現実を超越した力強さにみなぎっている。死を目前にして書かれた作品なのに、こちらに何かを残していきたいという切実さや、あちら側に行ってしまうあきらめは聴こえない。遠いところを知っている深い美しさなのだけど、同時にどこにでも行ける軽さを持ったそれなのだ。


ところで先週オランダ北端にある都市、フローニンゲンでゲイのオージーがあった。インターネットを通じて集まった男達の何人かが、別の参加者にXTCを飲ませ、意識朦朧となったところで、HIVに感染した血液を注射する、という事件に発展してしまった。注射をされた10人中、これまでに5人がエイズに感染したことが確認されている。首謀の4人が逮捕されたが、警察の聴取に対し容疑者は動機を明らかにすることを拒否しているという。
ゲイであろうと、ヘテロであろうと性愛の中での、死への衝動は観念的なものだったはずだ。深い欲望の闇からおこるファンタジー、いや妄想とよんだ方が適切な人間のインパルスはインターネットの向こう側に手を伸ばすと、案外簡単にそこに形を現すものらしい。
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by dahadahay | 2007-06-11 03:04 | 現在進行形の向井山朋子
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