日本列島を北へ旅しながら、各地域ごとに街から集めた音を使い、
ピアニスト向井山朋子がシューベルトを中心とした曲と、その現代の生活音や自然音をリミックスするプロジェクトです。
異なる会場の特色に加え、採集できる音の多様性、新旧様々の質を持つピアノなど地域の特色の差が多くある中で、ピアニスト向井山朋子が音と空間を一つの作品とします。
各都市で採集される音の違いや、「ピアノの音」と「身の回りの音」の出会いを感じに是非、会場にいらしてください。
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◆ 各地域のコンサート情報 ◆
● 東京都 江東区
7/13(金)・14 (土)
● 宮城県 仙台市
7/17 (火)
● 山形県 白鷹町
7/20 (金)
● 岩手県 一関市
7/23(月)
● 北海道 札幌市
7/27 (金)
このブログでは、向井山朋子氏についてや、今回のコンサートに至るまでの5地域の活動、音への意識の変化などの点に触れていきます。
旅に出るといつも考えることがある。
知っている、ってなんだろうって。
知っていたつもりだった事柄が、一瞬のうちに無効になったり、
知らない場所の知らない人たちに妙に親しみを覚えたり。
誰もが聴いたことのあるシューベルトの即興曲に、そこに住む人たちが
集めた街の音のサンプルを織り込んでいく。
それは東京から始まって、北に進む旅とともに少しずつ形を変え続ける。
ゆっくりと、私達が「知る」まえに。
向井山朋子